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 メキシコのペニャニエト大統領は、米大統領選の共和党指名候補争いでトップを走るトランプ氏を、ナチス・ドイツのヒトラーになぞらえて非難した。トランプ氏は自身が大統領になれば、メキシコとの国境に不法移民を防ぐ壁を造り、金はメキシコに払わせると主張しているが、ペニャニエト氏は「そんな計画はない」と一蹴した。

 メキシコ紙エクセシオール(電子版)が7日報じたインタビューでペニャニエト氏は、メキシコ人の不法移民を「麻薬密売人」「強姦(ごうかん)犯」などと呼ぶトランプ氏を「人気取り」と批判した。

 さらに「簡単に解決出来ない問題を単純化している」とし、「ムソリーニやヒトラーは経済危機後の状況に便乗した」「世界的な戦争になることは歴史上明らかで、そんなことは起きてほしくない」などと述べた。

 同国のカルデロン前大統領も2月、トランプ氏をヒトラーになぞらえて「人種差別主義者」と非難している。(ロサンゼルス=平山亜理)