岐阜大や精密部品メーカーの並木精密宝石(東京都)などの研究グループは、人の手のように自由な動きができ、握力が強い新しいロボットハンドを開発したと発表した。工具をしっかりと持ったり、バルブを開閉したりすることも可能で、災害現場などでの利用を目指している。

 それぞれ三つの関節がある4本の指がモーターで動き、約50キロのおもりを持ち続けられる。指を広げた時の最大幅は30センチほど。これまでは物を握っている間は常にモーターに電気を送って力を保つ必要があったが、いったん握ると電気なしで機械的にロックがかかる独自の仕組みを採用。消費電力を約70分の1に抑えられるという。

 災害現場などで活躍できる丈夫なロボット開発をめざす内閣府の革新的研究開発推進プログラムの一環。用途に応じて指の数を変えることもでき、建設現場などでの産業利用も想定しているという。(須藤大輔)