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 東京・羽田空港周辺で8日朝から濃霧が発生し、航空便の欠航が相次いだ。午後0時半までに、全日本空輸は22便、日本航空は12便の欠航を決め、計約5千人に影響した。

 欠航したのは羽田―伊丹や羽田―福岡など羽田を発着する便。東京空港事務所によると、滑走路周辺の視界が悪化し、離着陸できない航空機が相次いだ。午後以降もダイヤが乱れる可能性があるという。

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 春の訪れを告げる霧やもやが8日、全国の広い範囲を包んだ。関東や東北で濃霧注意報が出され、羽田空港では欠航が相次いだ。東京・築地市場の周辺ではビルがかすみ、幻想的な朝となった。気象庁によると、7日の雨で湿度が上昇した後、放射冷却で気温が下がって発生した。春先によくみられる現象という。関東各地では午後、最高気温が20度を超え、4月並みの暖かさになる見込みという。

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 東海地方でも陸上や海上で濃い霧が発生。名古屋市内の幹線道路ではヘッドライトをつけて走る車が目立った。名鉄電車の赤い車体もかすむほどだった。

 名古屋地方気象台によると、前日の雨で湿った空気が暖められた一方、風が弱かったため霧が発生したとみられる。8日は大陸から高気圧が張り出してくるため、東海地方各地とも4月下旬並みの陽気になりそうだという。

 霧の影響で、愛知県東部を走るJR東海道線が最大20分遅れたほか、名鉄線や近鉄線でも一部列車に運休や遅れが出た。