[PR]

 宮城県名取市の閖上(ゆりあげ)地区で東日本大震災の追悼行事などで使われてきた絵灯籠(とうろう)約250個が11日まで、東京都港区のカナダ大使館で展示されている。首都圏のインターナショナルスクールに通う子どもや、大使館近隣の住民らが復興を願って描いた約1千枚の絵が貼られている。

 同市では震災後、海にがれきがたまり、灯籠を流せなくなったため、夏場と3月11日に、市民が絵を描いた灯籠を旧閖上小学校などに飾ってきたが、昨年末、旧校舎の解体工事が始まった。そのため、被災した市の図書館をカナダ産の材木を使って再建するなど、市と関係が深いカナダ大使館で初めて展示することになった。

 大使館の屋外テラスには、市が2014年から使っているLED電球が入った「電子絵灯籠」約千個の一部である約250個が並べられ、夕暮れ時に温かな色を浮かび上がらせている。希望を運ぶ1羽の鳥を描いたトロント出身のジョシュア君(5)は「見る人に驚いて喜んでもらいたい」と話した。

 公開は9日が午後8時まで、10、11両日は午前9時~午後7時。入場には、写真付き身分証明書の提示が必要。