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 六冠王の井山裕太名人(26)が囲碁界初の七冠独占をかけて伊田篤史十段(21)に挑む第54期十段戦五番勝負(産経新聞社主催)の第1局は8日、大阪府東大阪市で打たれ、挑戦者の井山名人が206手までで白番中押し勝ちした。伊田十段には初防衛のかかるシリーズ。一方が3勝した時点で決着する。第2局は23日、三重県菰野(こもの)町で。

 名人、棋聖、本因坊、王座、天元、碁聖を手にしている井山名人がシリーズ開幕戦を制し、前人未到の偉業達成へ前進した。互いの勢力圏を広げ合う展開となった第1局は、中盤以降、井山名人が巧みに陣地を増やし、鋭い手を繰り出しながら差を広げた。対局後、井山名人は「まだまだ長いですので、次局も精いっぱいやるだけです」と話した。