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 文部科学省は8日、国産主力ロケットH2Aを2023年度の打ち上げを最後に引退させる計画を明らかにした。国際宇宙ステーション(ISS)への輸送船を打ち上げるH2Bは19年度まで。開発中の次期主力ロケットH3に順次移行させる。

 01年に初号機が打ち上げられたH2Aは、先月の打ち上げで30号機に達した。文科省が内閣府の宇宙政策委員会に示した移行計画によると、23年度までにあと19機を打ち上げ、気象衛星や情報収集衛星などを軌道に投入する。ただ、衛星開発の遅れや海外からの受注などで計画が変更される可能性があるという。

 H3は、打ち上げ費用をH2Aの半分の約50億円程度にすることが目標。地球観測衛星を載せた初号機を20年度に、技術試験衛星を載せた2号機を21年度に打ち上げる計画。H3の運用が確立されることもH2A引退の条件としている。