[PR]

 プロ野球の巨人は8日、昨年秋に同球団の3選手が野球賭博に関わり無期失格処分を受けた問題で、新たに高木京介投手(26)も関与していたと発表した。これを受け、渡辺恒雄・最高顧問、白石興二郎オーナー、桃井恒和会長の球団幹部3人が引責辞任することも発表した。高木投手は八百長については「やっていない」と話しているという。

 球団は高木投手を8日付で謹慎処分とした。近くプロ野球を統括する日本野球機構(NPB)の熊崎勝彦コミッショナーに告発し、NPBの調査委員会の報告を待って、球団が正式に処分を下す方針だ。

 球団によると、高木投手は2014年4月下旬、野球賭博への関与で昨年解雇された笠原将生・元投手から野球賭博を持ちかけられ、14年5月上旬まで3、4回、8~9試合を対象に賭けを行った。1試合に10万~15万円を賭け、総額で50万~60万円負けたため、以降は野球を対象にした賭けはやめたという。高木投手は「笠原と同じ試合に賭けた」と説明しているといい、現段階で巨人戦は含まれていないという。

 球団によると、2月29日に週刊文春から高木投手の野球賭博への関与を示唆する取材を受けて調査を開始。当初は「笠原に名前を貸していただけで、笠原が自分の名前を使って野球賭博をしていた」と否定していたが、8日朝になって賭博を認めたという。

 昨年11月にNPBの調査委員会が出した報告書では「重要な関係者から十分な聴取の協力が得られず、組織的全体像までを明らかにできているものではない」としていた。

 NPBの熊崎コミッショナーは「巨人に対して、慎重かつ厳正にさらなる徹底した調査を指示した。大変残念なことで多くのファン、野球関係者のみなさまに申し訳なく、深くおわび申し上げます」とのコメントを出した。

     ◇

 高木京介(たかぎ・きょうすけ) 石川県出身。星稜高、国学院大を経て、2011年秋のドラフト4位で巨人入団。1年目から主に中継ぎで登板し、昨季は33試合1勝1ホールド。12年3月31日の初登板から無敗を続けていた。1軍通算成績は、139試合6勝1セーブ21ホールド、防御率3・03。今年は肩のけがのため、2月のキャンプは1軍とは別メニューで調整していた。左投げ左打ち。背番号28。26歳。