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 東京都三鷹市で2013年、元交際相手の高校3年の女子生徒(当時18)を刺殺したとして、殺人などの罪に問われた池永チャールストーマス被告(23)のやり直しの裁判員裁判が9日、東京地裁立川支部で開かれた。被告人質問で池永被告は、女子生徒の画像をインターネットに流出させた動機について、「画像が拡散されなければ、ただのストーカー殺人だ。自分の殺意を堅固たるものにするためだった」と述べた。

 池永被告は、女子生徒の名誉を傷つける目的だったと認めた上で、画像を公開されていることを知った女子生徒が警察や学校などに相談することで「殺害するしかない」と自分を追い込むためだった、と説明した。

 さらに、画像を流出させた「リベンジポルノ」から殺害に至った経緯に触れて被告は、「第三者に自分の価値を残したかった。自分の存在証明のためにやった」と述べた。

 池永被告は14年、殺人罪などで懲役22年の判決を受けたが、二審・東京高裁は「リベンジポルノ」の罪を考慮して量刑を決めた一審判決を「違法」と判断し破棄。検察側が児童買春・児童ポルノ禁止法違反(公然陳列)などの罪について追起訴したため、この手続きが違法かどうかが争点となった。