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 イランメディアによると、同国のアラグチ外務次官は8日、「重水32トンを米国に販売した」と発言した。イランと米欧など6カ国が昨年結んだ核合意に基づく措置。米国は1980年からイランと断交しており、イラン産品の輸入は珍しい。

 イランは中部アラクで重水を用いる原子炉である重水炉を建設していた。だが、核兵器への転用が可能なプルトニウムを排出しない設計に変更することで6カ国と合意し、1月までに解体したことから、重水が不要になっていた。このほか、イランは低濃縮ウラン10トンをロシアに輸出している。(テヘラン=神田大介