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 南米などでのジカウイルス感染症(ジカ熱)の大流行について、世界保健機関(WHO)は8日、新生児の小頭症と関連が疑われることなどから「妊婦は流行地域への渡航を控えるべきだ」との新たな勧告を出した。ただ、この日開かれた専門家による緊急委員会で議長を務めたデイビッド・ヘイマン氏は記者会見で「(渡航制限は)あくまで勧告で、妊婦自身が判断できることだ」と述べた。

 また、精液からのジカウイルスの感染もあるため、WHOは妊婦に対して、流行地域の男性との性交渉を控えることやコンドームの使用などを勧めている。

 また、ジカ熱と、新生児の小頭症や、筋力低下などを伴う神経疾患「ギラン・バレー症候群」との関連について、ヘイマン氏は「確かな証明」には至っていない、とした。(ジュネーブ=松尾一郎)