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 岐阜県海津市海津町成戸で住宅が全焼し、住人の無職野村久美子さん(56)とみられる遺体が見つかった事件で、現住建造物等放火の疑いで逮捕された兄の無職野村裕容疑者(57)が、「妹が寝ているのを知っていて火をつけた」と供述していることが9日、捜査関係者への取材で分かった。岐阜県警は死亡を予見できた可能性もあるとみて殺人容疑でも調べている。

 県警によると、野村容疑者は7日午前7時ごろ、久美子さんと同居していた自宅に放火し、木造平屋建ての母屋と木造2階建ての離れ計約350平方メートルを全焼させた疑いがある。離れの1階からは久美子さんとみられる女性の遺体が見つかった。目立った外傷はなく、死因は焼死だったという。

 捜査関係者によると、自宅には、可燃性のゴミが放置されており、燃え広がりやすい状態だったという。就寝中に放火すれば、火災によって死亡することは予見できた可能性があるとして、殺人の疑いでも調べている。

 県警は野村容疑者を9日午前、岐阜地検大垣支部に送検した。