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 大阪市住吉区で3年前、生後2カ月の長男に対する傷害致死罪に問われた父親(37)を無罪とした大阪地裁判決について、大阪地検は控訴を断念する方針を固めた。期限の11日が過ぎれば無罪が確定する見通し。亡くなる前後の様子や専門家の証言などから、被告以外の人物による暴行の可能性を否定できないとした判決を覆す新証拠がないと判断したとみられる。

 父親は2013年3月25日朝、自宅マンションで長男に暴行を加え、急性くも膜下出血などで死なせたとして逮捕・起訴された。先月26日の判決は、長男が死亡前日の夜に大量のミルクを吐いた点などを踏まえ、暴行が前夜か未明にあったとみても矛盾しないと判断。「あくまで可能性」としつつ、前夜に長男と2人きりでいた当時の妻にも「犯行の機会はあった」と指摘していた。