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 シャープが台湾の鴻海(ホンハイ)精密工業の傘下に入る交渉を巡り、シャープに融資している銀行が追加の金融支援を検討していることがわかった。シャープで将来的に生じる可能性がある損失も考慮し、鴻海と支援内容を協議するとみられる。シャープと鴻海は9日の契約をめざしていたが、来週までずれ込む可能性がある。

 関係者によると、鴻海は主力銀行側に融資の金利引き下げや、新たな融資枠の設定を求めているという。鴻海は銀行が持つシャープの優先株2千億円分について、半分を買い取る予定だが、価格を当初の想定より下げることも検討される。

 鴻海は2月末の交渉期限を延期して、シャープで将来発生するかもしれない「偶発債務」などについて精査している。これまでのところ、鴻海側が4890億円を出資して株式の6割超を握るという買収案の大枠に変更はないという。

 銀行側は将来の損失リスクも想定して、金融支援について鴻海と交渉することになりそうだ。

 シャープは取締役会ですでに傘下入りを決議しており、鴻海側の決定があれば、正式に契約を結んで発表する方針だ。

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