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 不正会計問題を受けて経営立て直しを進める東芝は9日、医療機器子会社「東芝メディカルシステムズ」の売り先についてキヤノンに独占交渉権を与えると発表した。買収額は7千億円超になる見通しだ。争奪戦の末にキヤノンを選んだ背景には、東芝の厳しい懐事情がある。

 東芝メディカルの全株式をキヤノンに売る方針だ。関係者によるとキヤノンの提示額は7千億円超で、金額などの条件がほかの2陣営を上回ったとみられる。この分野では国内最大級のM&A(企業の合併・買収)となりそうだ。18日までの合意をめざす。

 キヤノンは、2020年に売上高5兆円という成長戦略を掲げる。15年12月期は3兆8千億円だが、主力のカメラや複合機・プリンターなどは大きな伸びが期待できない。今回の買収は「千載一遇のチャンス」(田中稔三副社長)だった。いまの医療機器事業の売上高は眼科用カメラなど1千億円弱。買収で、将来は医療機器を成長の柱に据えたい考えだ。

 また、両社の医療事業に重複が…

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