[PR]

 広島県府中町の町立府中緑ケ丘中学3年の男子生徒(当時15)が自殺した問題で、2013年にこの生徒が「万引きをした」と生徒指導部の教諭が誤って電子データに入力した際、誤記入を防ぐ専用ノートが活用されていなかったことがわかった。また、一報を受けた別の教諭から生徒の名字のみを口頭で聞いており、この際に聞き間違えた可能性があるという。当時は名字のみの記録が常態だったが、生徒の自殺後に名前も書くよう改めたという。

 町教育委員会や学校によると、同校では校内の様々な資料を保存するパソコンの共有フォルダーに、生徒の暴力や触法行為といった問題行動を生徒指導記録として保存していた。学校の職員は誰でも閲覧できる同校独自の管理方法で、町教委は「校内用に作られた資料で教委は把握していなかった」という。

 誤って記録された資料は週1度の生徒指導会議の際、教員間で情報を共有するために作られた。