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 国土の7割を占める森林が、宝の山になるとしたら――。輸入の化石燃料に頼ってきたエネルギー源を、近くの森に戻そうとする取り組みが始まっている。薪を燃やして風呂の湯を温めたり、床暖房に使ったり。薪ボイラーの活用を進める岐阜県郡上市の明宝地区を訪ねた。

 市の中心部から山あいの道を北に26キロたどると、市所有の温泉施設「湯星館」に着く。あたりは山また山、市域の9割を森が占める。湯けむりとは別に、煙突から白い煙が上がる建物があった。ボイラー室だ。

 中に入ると硬質な四角い大箱が置かれていた。支配人の佐藤猛さん(57)がドン、ドンと1メートルほどに切った薪を次々と投げこんでいく。地元の山から切り出した間伐材が中心だ。

 「薪ボイラーです。これで、42度の源泉の加温や床暖房に使っています」

 2014年末から薪とチップのボイラーを導入していった。冬の最盛期で、1日に使う薪は約1トン、チップは約1・6トン。薪は約3時間で燃え尽きるから、せっせと足していく。ただ、難しいテクニックや重労働は必要ない。

 佐藤さんが笑顔を見せた。「燃料費が安くなってね、灯油だけのときと比べて半分になった。手間はかかるけれど、努力するかいはあります」

 11年、地元では林業者や森林…

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