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 大阪市教育委員会の大森不二雄委員長が5月末の任期を待たず3月末で退任することが、関係者への取材でわかった。現職の首都大学東京の教授から4月に東北大の教授に転身することから「多忙となり、教育委員の職責を全うできない」といった趣旨を周囲に伝えており、吉村洋文市長らも了承しているという。

 大森委員長は元文部科学省の官僚。著書「『ゆとり教育』亡国論」で国の教育方針を批判して注目された。橋下徹・前市長の面接を経て2012年6月に委員に就任し、13年11月から委員長を務めてきた。

 橋下氏の信頼が厚く、委員在任中は学校現場や保護者らの賛否が分かれる「学校選択制」「中3対象統一テストの内申点への利用」「組み体操ピラミッド・タワーの禁止」などの施策を進めた。(長野佑介)