[PR]

 中国の楊煥寧・国家安全生産監督管理総局長は9日、昨年末に広東省・深圳で起きた土砂崩れ事故の調査状況に触れ、「残土受け入れ場の排水システムがなかったことが直接の原因だ」と明らかにした。全国人民代表大会(全人代)の会議後の取材に答えた。

 受け入れ場は採石場の跡地を利用していた。楊局長によると、採石場跡にたまっていた水を出さないまま残土を積み重ね、雨水や周辺のわき水が流れ込んで土砂の水分量が飽和状態に。大量の土砂の重さが加わり、一気に流出したという。

 重大事故が相次いでいることについて、楊局長は「経済発展の速さがもたらした『成長に伴う悩み』であり、安全管理態勢の不備でもある」と話した。

 事故では70人以上が死亡。国による調査とは別に、検察当局が受け入れ場の管理者や地元政府関係者ら40人以上を調べている。(広州=延与光貞)