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 指定暴力団共政会傘下の組長や組員に「みかじめ料」を脅し取られたなどとして、広島市内の風俗店経営者ら3人と運営会社が、共政会会長の守屋輯(あつむ)受刑者(73)ら4人を相手取り、脅し取られた現金や慰謝料など計約2200万円の賠償を求めて広島地裁に提訴した。

 提訴は9日付。2008年施行の改正暴力団対策法は、傘下の組員らのみかじめ料の徴収について組トップの使用者責任を問えると定めている。弁護団によると、みかじめ料を巡って組トップの責任を問い、賠償を求める訴訟は異例という。弁護団は「表面化しにくい問題で、請求が認められれば抑止効果になる」としている。

 弁護団によると、原告らは12年12月ごろから共政会傘下の組長らからみかじめ料を要求された。応じなかった原告は、店の従業員の送迎車を追い回されたり、バットのようなもので壊されたりした。60万円を脅し取られた原告もいる。このため、車の修理代やみかじめ料のほか、恐怖心への慰謝料などとして、1人約650万円~約890万円の支払いを求めた。

 組長らは、県警に恐喝容疑で逮捕され、現在、組織犯罪処罰法違反の罪で公判が続いている。