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 山口市立中学校の2年の男子生徒が同級生の女子生徒をいじめ、ナイフを顔に当ててけがをさせる事件も起こしていたことが分かった。10日、同市教委が明らかにした。女子生徒は3学期から転校したという。市教委は「初期段階の対応が遅れた」と謝罪している。

 市教委などによると、昨年10月末、男子生徒が掃除の時間に女子生徒のほおに折りたたみナイフを当てた。女子生徒は逃げようとしたが、ほおに長さ数センチの傷を負った。その3日後には、男子生徒は同じ女子生徒の腹部にナイフを向けた。女子生徒の保護者が学校に相談し、発覚した。

 女子生徒はその後、不安から登校が難しくなったため、学校側は2人が顔を合わせないよう、男子生徒に11月中旬から別室で授業を受けさせた。12月中旬に女子生徒の保護者が「以前からいじめがあった」と訴えたため、学校は調査を開始。女子生徒は顔を殴られたり、「死」という字をノートに書かれたりしていたこともわかったという。

 男子生徒は学校側に対し、「本気で刺すつもりはなかった。申し訳ない」という趣旨の話をしているという。(栗林史子)