しゃぶしゃぶ店などを全国展開する木曽路(名古屋市)は10日、松原秀樹社長(60)が退任し、会長の吉江源之氏(68)が社長を兼務する同日付の人事を発表した。同社は2014年に一部の店で、銘柄を偽った牛肉の提供が発覚。客離れで業績不振が続いており、事実上の引責辞任だ。

 松原氏から退任の申し出があったという。松原氏は顧問に退く。吉江氏は創業者の娘婿。社長兼務について、同社は「適切な人材が他に見当たらず、緊急避難的に決めた」としている。

 木曽路では12~14年にかけ、北新地店(大阪市)など3店でブランド牛でない和牛肉を「松阪牛」などと偽り、約7千食を提供。消費者庁から景品表示法違反(優良誤認)として再発防止を命じられた。同社は16年3月期に、2年連続となる純損益の赤字を見込む。

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