菊正宗酒造(神戸市東灘区)は10日、「菊正宗」以来130年ぶりという新ブランド「百黙(ひゃくもく)」を発表した。4月11日から兵庫県で販売し、将来は首都圏や海外での販売もねらう。

 兵庫県産の山田錦を39%まで精米した純米大吟醸酒。今年の生産は一升瓶換算で5千本で、720ミリリットル瓶で税別2400円。低温管理でしぼりたてのフレッシュ感を大切にした。辛口の菊正宗とは違う、ほんのりと甘いワインのような味わいで、和食だけでなくフレンチや中華料理にもあうという。

 ブランド名は寡黙な人の一言は強い感銘を与えるという「百黙一言」からとった。嘉納逸人副社長は「食の多様化が進み菊正宗ではカバーしきれない分野が増えてきた。女性ら新たな顧客をつかみたい」と話す。(三嶋伸一)