[PR]

 中国の袁貴仁・教育相は10日、核心的価値観や革命の伝統について教育を強化し、「学生を中国の特色ある社会主義の建設者とする」と述べた。袁氏は昨年、大学関係者らを前に「西側の価値観を広める教材を、絶対に我々の教室に持ち込んではならない」と語っていたが、今後も教育現場での統制を進める考えを示した形だ。

 全国人民代表大会(全人代)に合わせた記者会見で「西側の価値観とは具体的に何を指すのか。マルクス主義も西側の概念だが?」と問われ、それに答える中で発言した。

 袁氏はあえて「マルクスは中国人ではない」と前置きした上で、マルクス主義を指導思想とすることは、中国共産党の開放的な精神を体現していると主張。さらに「我々の言うところの価値観とは、マルクス主義と中国の伝統文化が有機的に結合した価値観だ」と話したが、西側の価値観とは何かという回答は避けた。

 ネット上では「論理が混乱している」「中国の教育が心配だ」といった声が上がっている。(北京=金順姫

こんなニュースも