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 東日本大震災の津波による被害を受けながら、約7万本が並ぶ松原で唯一残り、復興の象徴となった岩手県陸前高田市の「奇跡の一本松」。その根の実物を東北外で初めて展示する「奇跡の一本松展」が、11日、東京都港区の赤坂サカス内・赤坂ギャラリーで始まった。TBSラジオ&コミュニケーションズなどが主催する「東北希望コンサート」の関連イベント。

 展示されている根の大きさは、幅4・4メートル、奥行き3メートル、高さ1・6メートル。保存処理のため切断した部位もあるが、将来は元の形に復元する予定だ。一本松は地震による地盤沈下で根が海水につかり、枯死した。現地には募金によって作られたモニュメントが立っている。

 後援する陸前高田市の及川修一市議は「一本松は私たちの心の支え。この展示が、今後の震災への備えを考えるきっかけになったらうれしい」と話す。

 12日まで、午前10時~午後6時。午後1時と午後4時に、東北を中心に活躍するアーティストらによるコンサートが行われる。(松沢奈々子)