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 安倍内閣は11日、陸上自衛隊の北部方面総監を2010~12年に務めた陸将(当時)が部下に対し、任務に対する準備の一つとして「家族への手紙」を作成してロッカーに保存するよう求め、部隊の一部で実施されていた、とする答弁書を閣議決定した。

 社民党の照屋寛徳衆院議員が質問主意書で「(元北部方面隊員によると)総監の提案で、服務指導として隊員に『遺書』を書かせ、個人用ロッカーに保管させていたようだ」と指摘したのに答えた。防衛省は「総監は、遺書を書け、とは言っていない。手紙の作成は、家族との緊密な関係を築くなどの狙いがある」と説明している。

 だが、こうした「家族への手紙」の作成は、陸自国分駐屯地(鹿児島県霧島市)でも12~15年に行われていたことが明らかになっている。他の事例の有無について、同省は「調べていないので分からない」としている。(二階堂勇)