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 関西電力高浜原発3、4号機(福井県高浜町)の運転を即時差し止めた大津地裁の仮処分決定について、住民側弁護団長の井戸謙一弁護士が13日、大津市内で開かれた集会で成果を報告した。原発反対を訴える市民ら約1500人(主催者発表)を前に、「日本中の原発のない社会を希求している人たちの力のたまものだ」と述べた。

 「今まで原発の運転を差し止める司法判断は、変わった裁判官とか、よほどの決心がないとできないと言われていた。これからは、普通に原発を差し止められる時代が切り開かれる」

 井戸弁護士は今回の決定についてそう語った。自身も2006年、金沢地裁の裁判長として、北陸電力志賀(しか)原発2号機(石川県志賀町)の運転差し止めを命じる判決を言い渡した経験がある。退官を決めていた11年3月に東京電力福島第一原発事故が発生。「判決を書いた経験が生かせる。自分がやらなくては」と、退官後、弁護士として各地で原発関連の訴訟などに関わってきた。