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 日産自動車は、今春闘で組合が要求する年間一時金5・9カ月分に満額で回答する方針だ。賃金水準を底上げするベースアップ(ベア)についても、月額3千円の要求に対し満額で回答することも視野に入れる。

 ベアが満額回答となれば、2014年の3500円のベア実施以来2年ぶりとなる。北米市場などでの販売が好調で、日産は16年3月期の純利益が過去最高となる見込み。だが、年明けからの円高や株安など業績の先行きに不安定さが残るため、慎重に見極める。 日産など大手自動車メーカーの組合は今春闘で、前回春闘の半額となる月3千円で統一要求している。好業績を見込む自動車大手は賃上げによる経済の好循環につなげる政府の求めに理解を示しており、ベアには応じる見通しだが、回答にはばらつきが出そうだ。16日の一斉回答日まで労使で協議を続ける。