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 国連の潘基文(パンギムン)事務総長は11日、米ニューヨークの国連本部で、旧日本軍の「慰安婦」だった韓国人女性、吉元玉(キルウォノク)さんと面会し、「苦しみと痛みに同情します。被害者の声を聞くことは極めて重要です」との談話を発表した。2007年の就任以来、潘氏と元慰安婦の面会は初めて。

 面会は、冒頭のみが報道陣に公開された。面会は「韓国挺身(ていしん)隊問題対策協議会」(挺対協)の要望で実現したといい、挺対協の尹美香(ユンミヒャン)さんらも同席した。

 潘氏は談話で、慰安婦問題に関する日韓合意について「誠実に履行されることを希望する。被害者を中心に、包括的な解決に向けた対話を続けるよう全ての関係者に求める」と述べた。

 面会後、報道陣の取材に応じた尹さんによると、潘氏が日韓合意の直後に歓迎する声明を出したことへの遺憾の意を伝え、「被害者重視の合意ではない」などと指摘したという。車いすの吉さんは「来て良かったです」と短く話した。(ニューヨーク=金成隆一

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