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 昨年12月に自殺した広島県府中町の町立府中緑ケ丘中学校3年の男子生徒(当時15)の両親が12日、弁護士を通じて朝日新聞が尋ねた質問に答える手記を寄せた。全文は次の通り。

 【卒業式を迎えて】

 息子はみんなと一緒に卒業したかったはずです。私たちも息子も、クラスメートに支えられてこの日を迎えることができました。悲しいですが、息子にとってこれが最後の卒業式となります。入学式も卒業式もこの先はありません。息子は確かに中学校で3年間過ごしてきました。しっかりと見届けてあげたかった。

 卒業式を終えて、クラスメートの温かさが本当にありがたかったです。みんなの協力があったから一緒に卒業できました。

 【亡くなる直前の様子】

 前日に部活のウィンドブレーカーを着て走りに行っていました。部活を引退してから1カ月くらい経っていたので、珍しいなと思ったのを覚えています。

 【将来の夢】

 軽音楽部に入って楽器を演奏したいと言っていました。オープンスクールで演奏を見て、かっこいいと思った、自分もやってみたいと楽しそうに話していました。勉強ももちろん、学生生活を楽しみたいとよく言っていました。大学進学へ強い思いを持っていたので、高校も自分の行きたい大学への進学が可能かということも考えていました。

 得意な数学に加え英語ももっと学びたいと言っていました。

 【受験生のみなさんへ】

 精神的につらくなる時もあると思います。一人で悩まないでほしい。必ず誰かが味方になってくれます。進路において、不満や疑問を抱いている子が、気軽に相談できる窓口が学校の中にあったら気持ちの逃げ場があるのではないかと思います。

※【】内は質問の要約です