東京都大田区の私立大森学園高校が昨年10月の入試説明会で、東京都や神奈川県の公立中学校の教員計約90人に弁当や酒を提供し、図書カード2千円分を渡していたことがわかった。公立校教員は利害関係者からの供応が処分対象になる可能性があり、全教員が事後に大森学園高に支払いやカード返却をしたという。

 同校によると、説明会は昨年10月5、6両日に同校食堂で開いた。教育方針や推薦入試などについて約1時間説明した後、弁当やビールを参加教員に振る舞い、図書カードを渡したという。地元の大田区立中の教員は26人が参加していた。同区教育委員会によると、説明会後には飲食店で2次会もあり、大森学園高が費用を負担したという。

 同校は説明会後、県内に参加者がいた神奈川県教委から飲食提供などをやめるよう注意されたという。畑沢正一校長は「社会常識の範囲内と思ったが、不適切だった」と話した。