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 フランス南東部のアルプス山中で昨年3月に起きた独ジャーマンウィングス機の墜落について、仏航空事故調査局(BEA)が13日、最終報告書を発表した。精神的な病の兆候があった副操縦士(27)が自殺をはかるため、故意に墜落させたと結論づけた。2週間前には、専門的な治療を受ける入院を勧められていたことも明らかにした。

 副操縦士は、トイレにたった機長をコックピットから閉め出して1人で操縦にあたっており、乗員乗客計150人が犠牲になった。

 報告書によると、副操縦士の遺体から抗うつ剤や睡眠導入薬の成分が検出された。墜落当日の3月24日も含め、複数の医師から「勤務不可」との診断が出ていたが、これも、勤め先のジャーマンウィングス社には知らされていなかった。

 BEAは、医師が尊重すべき守秘義務と、公衆の安全を重んじて当局に患者の症状などを連絡する必要性との関係があいまいだ、と指摘。明確なルールをつくるよう、欧州連合(EU)や世界保健機関(WHO)に提言する。(パリ=青田秀樹)

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