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 JR九州は全線開通5年を迎えた九州新幹線で、切符のネット割引の拡充を検討する。現在の事前購入の単純な割引に加えて、シーズンや時間帯に応じて細かく割引料金を設定し、乗車率向上につなげる考えだ。

 検討するのは、閑散期や昼間など乗車率が低い時期の割引の拡充だ。現在はネット購入で当日割引のほか、3日、7日前までの予約は割引幅が拡大する。14日前までの予約では、列車や期間限定でさらに安い切符も昨年導入された。

 今後は、事前予約であれば、シーズンや時間帯により細かく割り引く方法を検討する。例えば、空席が多い時期は割安な席が多くなり、逆に混雑期は割安な席が少なくなるような形だ。航空券のネット販売のシステムを参考にする。

 新たな割引を導入する場合でも、現在のシステムを活用できるという。一方、駅の窓口などで売る回数券は縮小していく方向だ。

 九州新幹線のネット販売は全体の7%にとどまっている。JR九州は新たな割引の導入で比率を3割まで上げることを目指す。青柳俊彦社長は「新幹線を身近に感じてもらい、利用を増やしたい」とする。(湯地正裕)