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 東京都荒川区の自宅マンションで長男(当時5)を投げ落として殺害したなどとして、殺人と殺人未遂の罪に問われた母親で無職の加藤愛被告(35)の裁判員裁判の初公判が14日、東京地裁であった。加藤被告は「子どもを落としていません」と述べ、起訴内容を否認した。

 加藤被告の起訴内容は、2014年12月23日に荒川区のホテルで長男の高橋光希(こうき)ちゃんの首を絞めて殺そうとし、首や顔に1週間のけがを負わせた。その後、同29日にマンション13階にある自宅の窓から光希ちゃんを投げ落とし、殺害したというもの。

 検察側は冒頭陳述で、加藤被告は育児のストレスを抱え、光希ちゃんを殺害しようと決意。事故死に見せかけるために2人きりになる機会をうかがっていた、と主張した。

 一方、弁護側は「窓から転落したのは事故だった。被告が幼少期に受けた虐待を思い出して首を絞めたが、殺すつもりはなかった」と述べた。