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 関西電力は14日午後、高浜原発3、4号機(福井県高浜町)の運転を即時差し止めた大津地裁の仮処分決定を不服として、同地裁に保全異議と運転差し止めの執行停止を申し立てる。関電は、執行停止か保全異議が認められなければ2基を動かすことはできない。

 9日の大津地裁の仮処分決定は、運転中の原発を司法判断で止める初のケースとなった。4号機は、2月に再稼働したものの3日後に変圧器周辺のトラブルで原子炉が止まっていたが、1月に再稼働した3号機は営業運転中だった。地裁決定を受け、今月10日に関電は3号機の運転を止めた。一方、関電は地裁決定の直後から「当社の主張を踏まえないもので、到底承服できない」(岩根茂樹副社長)と反論し、決定の取り消しを求めて不服を申し立てる意向を示していた。

 地裁は今回の決定で、東京電力福島第一原発事故を踏まえた過酷事故や津波の対策、基準地震動の策定などについて、関電は安全性への立証が不十分と指摘していた。