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 「大夫(たゆう)」を「太夫(たゆう)」に戻します――。文楽協会と日本芸術文化振興会は14日、人形浄瑠璃文楽の語り手である太夫の芸名について、これまでの「大夫」という表記を「太夫」にすると発表した。大阪・日本橋の国立文楽劇場で4月2日に始まる4月公演から変更する。

 国立文楽劇場などによると、文楽では1953年から芸名を「大夫」と表記していた。歌舞伎の語り手である太夫と区別するためだったが、演者でつくる人形浄瑠璃文楽座から、江戸時代に活躍した義太夫節の祖、竹本義太夫の表記に戻したいと申し出があったという。

 日本芸術文化振興会では職業としての名称も「大夫」としていたが、これも「太夫」に戻す。(向井大輔)