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 福岡市西区で2月、予備校生の北川ひかるさん(19)が刺殺された事件で、殺人容疑で逮捕された同じ予備校に通う少年(19)が、凶器の刃物を昨年夏ごろ購入していたことが福岡県警への取材で分かった。県警は少年が以前から殺意を抱いていた可能性もあるとみて経緯を調べる。

 北川さんは2月27日夜、自宅近くの路上で刺されて死亡した。現場には凶器とみられるナイフ2本とおのが残されていた。県警によると、少年は凶器について「インターネットで購入した」と供述。購入履歴などから、昨年夏ごろから今年にかけ、2回に分けて購入したことが判明した。

 少年は逮捕後の調べに、「交際を断られたことなどで恨みがあり、殺した」と説明。少年は通信アプリ「LINE」で北川さんに好意を伝えるメッセージを送っており、県警は一方的に恨みを募らせたとみている。取り調べで「北川さんに申し訳ない」と謝罪の言葉も口にしているという。

 事件当日、北川さんと少年はほかの友人らとともに、福岡・天神で事件の約4時間前まで食事やカラオケをしていた。少年は北川さんの自宅近くの姪浜駅で待ち伏せし、現場まで尾行したと供述している。(井上怜)