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 登校して教室に入ったら、黒板いっぱいにチョークでアートが――。京都府福知山市の福知山高校付属中学校で14日、「黒板ジャック」があった。開校1周年を記念し、1年生40人にプレゼントされた。普段は殺風景な黒板に描かれたアートは、美術の持つ力を1年生の心に刻みつけた。

 午前8時、生徒が次々と教室に入ってくる。黒板の絵に気付いたとたん、まずはびっくり。その後、じっと絵に見入っていた。佐藤智樹君(13)は、「チョークだけで、こんなに立体的な絵が出来るなんてすごい」と興奮気味に話した。

 黒板には、「開校1周年おめでとう」と語りかける仏様の大きな顔。数人の生徒の姿も描かれている。赤や白など7色のチョークを使ったうえで、先を削ったり、はけでぼかしたりして、立体感のある絵に仕上がっていた。

 東京の武蔵野美術大が2008年から始めたプロジェクト「旅するムサビ」の企画。学生らが全国の学校を訪れ、「黒板ジャック」などを通して美術への理解を深めてもらうのが狙いだ。同中が要請し、主に美術教師を志望する日本画や油絵などを専攻する学生7人が、13日に半日がかりで描いた。今回のリーダーで日本画を専攻する宮本芙貴さん(20)は「なぜ仏様? それぞれが(アートを見て)自分なりのストーリーを考え、楽しんでもらえれば」と話す。

 福知山高校美術部の12人も、…

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