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 九州大学(福岡市)は14日、国内の火山の活動活発化などに対応するため、新年度から火山研究の専門家を育てる新たな拠点を大学院に設置すると発表した。国内初の試みという。

 記者会見した同大付属地震火山観測研究センター長の清水洋教授は、新たな拠点設置の理由として、御嶽山(長野・岐阜県境)や桜島(鹿児島県)、阿蘇山(熊本県)などの活動の活発化に触れつつ、「火山を研究する人材が国内に少ない」と説明。火山の観測や噴火予測を専門にする研究者は大学や国の研究機関を合わせても国内に約80人しかおらず、30代以下の若手研究者も少なく、九州大でも研究者は4人で、うち3人が50代だという。

 また、新たな拠点では、火山ガス分析に化学分野の研究者が、宇宙線を使った火山内部の透視技術に物理学の専門家が加わるなど、従来の分野を越えた総合的な研究や観測ができる体制を整える方針。文部科学省や気象庁とも連携する。

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