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 三菱重工業は14日、長崎造船所(長崎市)で建造してきた大型客船「アイーダ・プリマ」の1隻目を、発注先のドイツのアイーダ・クルーズに引き渡したと発表した。同日、ドイツに向けて出港した。11年ぶりに受注した大型客船だったが、火災が3度起きるなど建造は災難続きで、納入は1年遅れた。

 アイーダ・プリマは、全長約300メートル、客室は1643室で、約3200人が乗れる。ウォータースライダーつきのプールやスケートリンク、ディスコやカジノ、ビール醸造設備もあるという。5月にハンブルクでお披露目する。

 三菱重工業は、遅れている2隻目の建造を急ぐ。受注額は2隻で1千億円とされるが、遅延によって人件費などがかさみ、すでに累計約1866億円の特別損失を計上している。