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 東京都中野区の劇団員加賀谷理沙さん(当時25)殺害事件で、殺人容疑で逮捕された戸倉高広容疑者(37)=福島県矢吹町=が、「抵抗され、部屋にあったコードのようなもので首を絞めた」と供述していることが捜査関係者への取材でわかった。警視庁は、詳しい動機を調べる。

 捜査関係者によると、戸倉容疑者は昨年8月25日未明、「加賀谷さんを初めて見かけて後をつけ、マンションの部屋の前で声を掛けた」と説明。「驚かれたので、声を出されないよう手で首を絞め、室内のコードのようなものも使った」と供述し、声を掛けた理由については「LINEを交換して友達になりたかった」と話しているという。

 中野署捜査本部によると、加賀谷さんの部屋からは、事件直前に着ていた衣類や財布、シーツなど十数点がなくなっていた。戸倉容疑者は「自宅に戻り、ゴミとして出した」と話しているといい、捜査本部は、供述している「コードのようなもの」も、現場から持ち去って処分した可能性があるとみて調べている。

 戸倉容疑者は捜査本部の調べに、事件前日の朝に実家の矢吹町を出て、高速バスで昼前に東京都内に到着した、と説明しているという。現場近くの防犯カメラには、同日正午以降に戸倉容疑者の姿が映っていた。