ベストセラー「頭の体操」の著者として知られる心理学者で千葉大名誉教授の多湖輝(たご・あきら)さんが6日、間質性肺炎のため、東京都内の病院で死去した。90歳だった。葬儀は近親者で営まれた。喪主は妻須磨子さん。

 1926年、インドネシア・スマトラ島生まれ。東大大学院修了。千葉大講師を経て、同大教授、東京未来大名誉学長を歴任。心理学を著書やテレビ、講演などでわかりやすく解説した。

 千葉大在職中の66年から出し始めた「頭の体操」(光文社)シリーズは、2001年までに23集を刊行。発行部数は合わせて1200万部を超える。退職後も、幼児教育から高齢者問題、企業の創造性開発まで幅広く講演や著作活動を続けた。テレビのクイズ番組やゲームソフト「レイトン教授」シリーズの監修なども務めた。