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 この春も「デパ地下」が進化している。桜の香りが漂う中で飲食できたり、小分けの高級総菜をコンビニ感覚で買えたり。百貨店は専門店との競合で衣料品などが振るわないが、人気がある食品売り場の魅力向上で集客に結びつけたい考えだ。

 壁には満開の桜の映像、桜の香りのミストに包まれ、鳥のさえずりも――。まるで花見のような雰囲気のなかでリゾットやすし、お酒などを味わえ、弁当も買える。16日、日本橋三越本店(東京都中央区)の地下1階に開業した「自遊庵(じゆうあん)」だ。食の体感をコンセプトにしている。

 季節ごとにテーマを設定し、映像やミストの香りも変える。「食品を買うだけでなく、五感も使って味わえる空間」(担当者)をつくろうと企画した。通販やほかの小売店にはない「価値」を感じてもらうのがねらいだ。