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 2015年3月に熊本市立中学2年の女子生徒が自宅マンションから転落して死亡した問題で、市教育委員会が設置した第三者の調査委員会「市いじめ防止等対策委員会臨時部会」(部会長=緒方宏明・尚絅大短大部教授)は17日、女子生徒への16件のいじめがあったと認定する調査結果を市教委に報告した。熊本県警は現場の状況などから自殺とみており、報告書は「死の大きな要因が学級でのいじめにあることは否定できない」とした。

 市教委によると、女子生徒は昨年3月20日、熊本市中央区の自宅マンション5階から転落して死亡した。

 女子生徒は同年1月20日と3月11日に「生徒数人に嫌なことを言われた」と担任に相談。保護者が同月12日、学校に「嫌なことを言った生徒らに会いたい」と連絡し、校長室で生徒らに会った。女子生徒はその後、登校しなかったという。

 いじめの可能性があったことから、市教委は同月30日、いじめ防止対策推進法に基づく第三者委を設置。学識経験者や弁護士、臨床心理士の計4人が、学校関係者や女子生徒の母親らの聞き取りを進めてきた。(奥正光)