子育ての悩みも「シェア」する、一人親家庭向けのシェアハウスが増えている。一人で踏ん張る親同士が支え合いながら元気を取り戻し、次のステップに進める家を目指す。

 「ただいま!」。2月の夕方、玄関の扉が勢いよく開かれた。福岡県宮若市にある一人親家庭専用シェアハウス「ぽたり」。幼稚園児2人と買い物袋を提げた母親(29)が帰ってきた。

 昨年11月に県外から越してきた。「ぽたり」は敷金などの初期費用がかからない上、入居に際して準備した家具や家電はゼロ。離婚後、収入源がなく、住居が借りられずに困っていたという母親は「助かった。似た境遇の人がいるのも心強く、子どもも寂しい思いをしなくてすんでいます」。