[PR]

 神奈川県平塚市の相模川で2014年11月、同県厚木市の吉田綾奈さん(当時26)の遺体が見つかった事件で、殺人と死体遺棄の罪に問われた元交際相手の建設作業員神岡誠治被告(35)=同県大和市=の裁判員裁判が17日、横浜地裁で始まった。被告は「殺すつもりはなかった」と述べ、起訴内容を一部否認した。

 検察側の冒頭陳述によると、14年10月27日午前0時15分ごろ、吉田さんの交友関係について憤慨した被告が、車で吉田さんを迎えに行き、県内で頭を鈍器で5回以上殴って殺害。遺体を草むらに放置し、30日に相模川に投げ捨てた。検察側は「突発的な犯行だが、強固な殺意があった」と主張した。

 一方の弁護側は、吉田さんが車の外に出て、「一緒に死のうよ」と石を持って攻撃してきたため、被告も石で反撃したと主張。「正当防衛が成立し、殺人罪については無罪」と訴えた。