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 オバマ米大統領は16日に会見し、空席の米連邦最高裁判事にメリック・ガーランド連邦控訴裁判事(63)を指名すると発表した。就任には上院の承認が必要だが、多数を占める共和党のマコネル院内総務は同日「国民の声を反映させるべきだ」と、次の大統領が就任するまでは審理をしない方針を改めて表明した。秋の大統領選に向けて、争点の一つとなるのは確実だ。

 ガーランド氏は米司法省でテロ事件の捜査などを手がけた後、1997年にクリントン元大統領から指名されてワシントン地区の控訴裁判事に就任した。2013年から同控訴裁の長官も務めている。オバマ氏は会見で「両党の幹部が敬意を示してきた」と語った。中道の立場を取ることが多く、法曹関係者の評価も高いベテラン判事の指名で、共和党に揺さぶりをかける狙いもあるとみられる。

 最高裁は9人の判事で構成され、重要訴訟が5対4で決まることも多い。保守派判事が2月に急死したことで空席が生じており、リベラルな判事が就けば将来にわたって影響が大きい。(ニューヨーク=中井大助

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