【動画】トンネル内から運び出された車両=山中瑞喜撮影
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 大きな衝撃音の直後、爆発音が響いた。広島県東広島市の山陽自動車道下り線「八本松トンネル」で17日朝に起きた多重事故。2人が死亡、70人以上がけがなどの症状を訴える惨事となった。情報が交錯する中、現場では炎上する車の消火活動と救助が続けられた。

 山陽道は中国地方を東西に貫いている。現場の「八本松トンネル」(全長844メートル)は広島市に隣接する東広島市の西部にあり、事故は広島市方面へ向かう下り線で発生した。東広島市消防局が把握したのは午前7時27分だった。

 「何だろう」。会社員の男性(36)=東広島市=は勤め先に行くために現場で車を走らせていた。トンネルの中ほどで前方の車に続いて止まった。その直後、爆発音が2回響き、黒い煙に覆われた。「怖くなって逃げた」。男性は車から降り、反対側の岡山方面へ走ったという。

 別の会社員の男性(44)はトンネル内で前方から煙が近づいてきて充満したため、外に出た。「こちらですよ」。周囲から上がる声を頼りに、光の差す方向へ向かって逃げた。「死ぬかと思った」。男性は取材に対し、すすだらけの顔で語った。

 友人と東広島市内に遊びに行く途中だった会社員の男性(36)=広島県福山市=は前の車のハザードランプに気づいて停車した時、爆発音を聞いた。煙が充満してきたため、トンネルの壁づたいに逃げたという。「煙で、自分の手も見えないほど真っ暗になった。トンネルの出口までがすごく長く感じ、とにかく怖かった」と話した。

 現場には消防車や救急車計30…

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