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 米航空宇宙局(NASA)の研究チームは、冥王星には過去に、半ば凍った状態の水や窒素がマグマのように噴き出す「氷火山」が存在したと考えられるなどとする論文を、17日付の米科学誌サイエンスに発表した。昨年7月に冥王星に最接近したNASAの探査機ニューホライズンズの観測データを解析した。

 論文によると、氷火山は冥王星の南半球に2カ所あり、それぞれ標高が3~4キロと6キロ。いずれも山頂部に噴出口のようなくぼみがあった。周辺は数億年前まで造山活動や浸食などが起きていたとみられるという。

 また、冥王星の表面は、天体の衝突による古いクレーターばかりと考えられていたが、化学組成の分析によると水や窒素の氷が複雑に分布しており、最近まで浸食などが起きていたことが示唆されたという。(奥村輝)