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 4月1日から山陽小野田市立の公立大学として生まれ変わる私立山口東京理科大学の卒業式(学位記授与式)が17日、山陽小野田市民館であった。卒業生のうち、同大大学院への進学者が昨年の2人から19人へと大幅に増えており、学費が安くなるなど、公立化への期待感をうかがわせた。

 工学部の機械工学、電気工学、応用化学の3学科の卒業生が計143人、大学院工学専攻修士課程の修了生は2人。就職する卒業生94人のうち、27人が県内への就職を決めたという。

 卒業生代表として謝辞を述べた機械工学科の中原功喜さん(24)=熊本県出身=は、4月から山口県内の高校に工業科の教員として勤務する予定だ。「吉田松陰の松下村塾にならい、長所を重んじた教育をしていきたい」と抱負を語り、「(公立化で)これまで以上に地方から人材を創出する大学になると思う」と話した。

 同大は公立化により、学費などが大幅に安くなる見通しで、定員割れも珍しくなかった大学への一般入試志願者も、2015年度1395人、16年度4149人と、うなぎ登りに増えている。(大野博)