【動画】住宅地に墜落したグライダー=井手尾雅彦撮影
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 17日午後0時20分ごろ、千葉県栄町安食(あじき)台3丁目の2階建て住宅の屋根にグライダーが墜落、胴体や翼などが大破した。県警によると、搭乗の男性2人が死亡した。住宅は屋根などが壊れたが、住人にけがはなかった。

 国の運輸安全委員会は同日午後、現場に航空事故調査官3人を派遣した。県警は、業務上過失致死の疑いもあるとみて捜査する。

 県警によると、死亡したのは同県鎌ケ谷市東初富5丁目の藤岡修二さん(69)と同県四街道市みそら3丁目の渡辺協一さん(66)。2人乗りで前後に操縦席があり、藤岡さんは後部に、渡辺さんは前方に座っていた。どちらが操縦していたかは不明という。

 グライダーは同日正午すぎ、茨城県河内町の大利根飛行場を離陸。2人は同飛行場を管理する日本モーターグライダークラブに所属し、近くの印旛沼上空を周遊して戻る計画だったという。クラブによると、2人とも操縦経験があり、藤岡さんは教官資格を持っていたという。

 国土交通省によると、グライダーは、1983年製「PZL―ビエルスコ式SZD―50―3 プハッチ型」。今回の飛行目的は訓練との情報もあるが、飛行場から9キロ圏内の飛行で事前に国に飛行計画を提出する必要がなく、詳細は不明という。

 墜落した住宅の男性は「ドンという大きな音がして驚いた」と話した。現場は同飛行場から南に約1・5キロの住宅街。成田航空地方気象台によると、現場に近い千葉県成田市の同日午後0時半ごろの気象状況は快晴で、風速は2・1メートル。